精密工学会 ライフサイクルエンジニアリング専門委員会 参加のご案内
目的と活動
資源,地球環境問題への対処が問われているなか,持続可能なものづくりの実現が緊急の課題となっています.
本専門委員会は,「ものづくり」を消費資源と廃棄物を最少化しながら社会が必要とする機能を提供,維持,管理していくための活動と捉え直し,この分野の研究教育活動を活性化させることを目的としています.
そのために,加工組立品を主な対象として,持続可能なものづくりに向けてのシナリオ作り,事例収集,ライフサイクル全体での環境負荷低減,効率化のためのシステム技術開発などを中心に活動を行っています.
委員会活動は年4回程度の開催し,話題提供,ワークショップや見学会,具体的な課題に対するワーキンググループ活動を行っています.
さらに,精密工学会の大会において,オーガナイズドセッションやシンポジウムを企画しています.
また,関連学協会と連携してエコデザインシンポジウムなどの開催を支援しておりますし,欧州,中国などを中心として国際的な研究ネットワークも構築してきました.
2017年には,生産分野で著名なシンポジウムである,24th CIRP International Conference on Life Cycle Engineeringを主催しました.テーマとして,
- LCEの目標と環境問題の関係の明確化
- 理想的な循環型製品ライフサイクルと現実問題のギャップの明確化
- 技術論としてのライフサイクル設計,ライフサイクル管理の方法論の検討
- システム技術としてのリサイクル方法と質,経済性との関係の検討
などを中心に,話題提供,議論などの活動を進めております.
直近の活動例(講演)
- 「ハイブリッド車搭載電池リユースによる、蓄電システムへのリマニュファクチャリング実証のご紹介」 原田 忠克(株式会社リコー 環境・エネルギー事業開発センター)
- 「EcoDesign preparatory study on mobile phones, smartphones and tablets」 Christian Clemm(Fraunhofer IZM)
- 「Virtual repair: leveraging digital 3D modeling to support laser-based remanufacturing of turbine blades (and beyond)」 Cecil Piya(Convergence Design lab, School of Mechanical Engineering, Purdue University)
- 「レーザ・ワイヤDED方式金属3Dプリンタの開発と補修用途への適用検討」 鷲見 信行(三菱電機株式会社 産業メカトロニクス製作所 AMシステムプロジェクト)
- 「ライフサイクルシミュレーションを用いた循環生産管理 -車載用リチウムイオン電池への適用-」 高田 祥三(早稲田大学 名誉教授)
会費
- 法人会員 会費 年額 5万円(1口)
- 個人会員 会費 年額 5千円
法人会員の特典
- 1口でも複数名のメンバー登録が可能
- 委員会活動資料をまとめた年次報告書の配布
- 専門委員会のHPへの法人会員リストの掲載と,法人会員コーナーの設置
入会申込方法
ご入会頂ける方は,下記の連絡先まで会員登録用フォーム(.docxファイル)に必要事項を記載の上でお申し込みください.
企業の方でも個人会員としての登録が可能です.
精密工学会非会員の方でも参加頂けます.
連絡先
専門委員会委員長
- 東京大学工学系研究科人工物工学研究センター
- 教授 梅田 靖
- 〒113-8656 東京都文京区本郷7−3−1
- email: sec-jspe-lce@susdesign.t.u-tokyo.ac.jp
- tel: 03-5841-6499, fax: 03-5841-7207
更新日:2021年06月05日
製作・著作:精密工学会ライフサイクルエンジニアリング専門委員会